私は20歳の時に独立起業し、様々な事業を立ち上げては、成功させてきました。
しかし形で独立したときは、順風満帆な、起業家生活ではありませんでした。
数々の挫折を繰り返し、何度も心が折れそうになりながら、あきらめず立ち直り何とか成功することができました。
最近ではたくさんの会社さんをクライアントに持ち、様々な事業のコンサルティングをさせてもらっています。
その中で私の経験から起業家が独立した後に挫折してしまうケースや、その原因、理由についてお話ししていきます。
実際に起業した後に、資金の問題や、お客様の問題で、全然うまくいかずに、挫折してしまうこともあると思います。
挫折のパターンや、原因を理解していれば、対策を取ることができますのでぜひ読んでみてください。
Contents
独立して挫折してしまう原因と理由

起業して、売り上げを上げていこうとどんどん拡大していこうと決めている方はたくさんいると思います。
起業する目的は様々ですが、今よりも裕福な生活を送りたい、経済的な成功を収めたいって言う方もたくさんいらっしゃると思いますし、ビジネスを大きくして、社会に大きなインパクトを与えたいと大きなビジョンを持っている方もいると思います。
まず初めに結論からお話しします。
独立起業して、起業家として歩み続ける限り、必ず挫折はします。
挫折がない起業が人生など絶対にありません。
例えば私の場合ですと、独立して初めに試験の問題で困難にぶち当たりました。20歳のときに独立して深夜は全くありませんでしたので、どこの銀行に当たっても、全くお金を貸してもらえませんでした。
独立した後も、人のマネージメントに何回も失敗して、今まで信じてきたスタッフに裏切られたり、ついていけないと止められたりして、従業員を扱うことの難しさを知りました。
会社が大きくなれば大きくなるほど、それだけ課題は増えていきます。
最初の鬼雲が良くうまくいったとしても、どこかのタイミングで、落ち目になることがあります。
その時に”あーなんでそもそも会社なんてやってるんだろう”とか、”こんなことなら普通に就職しておけばよかった”など考えることも多くありました。
お金がほんとに苦しい時に、どこからもお金を工面してもらえなくて、このままだったら会社が潰れると言う経験も何回もしました。
従業員からも飛ばれて辛い思いをしました。
実際にこれは私の経験だけでなく、起業家として会社を大きくしようと志した人では絶対に起こりうる未来です。
でもその際に、もう既に挫折があるものだとわかっているのと、わかっていないのでは全く使い方が違います。
そして挫折をしてしまう原因を理解していれば、うまく対処することができます。
独立起業してどんな挫折をするのか
上記に挙げたように、起業家として志したかぎり、絶対挫折はおきます。
それでは、どんな挫折が起き得るのでしょうか?
お金が無くなる
まず多くあるのは、資金の問題で挫折するケースです。
事業をする上で1番必要なのは、お金です。
事業を始めるにしても、お金を集めることができない。
事業を始めたはいいものの、思ったよりも売り上げが伸びずに、経費の支払いが間に合わないのです。
人をマネジメントできない
次にあるのは、人材の問題です。
私の場合は、20歳の時に独立していたので、扱う人たちの年齢は自分よりも年上と言う方がほとんどでした。
自分の倍以上生きている人を雇うと言うのもかなり根気が入りましたし、言うことを聞いてくれなかったり、上手く伝えたつもりでも、全く自分の思いは伝わってなかったりと、骨が折れました。
どんなに愛情を持って人と関わっても、優秀な社員が別の会社に行ったり、独立したりと、全くうまくいきませんでした。
このように人材の採用の問題や、人材を育成する問題など様々な人に対してのストレスがあります。
独立起業して、挫折してしまう人の失敗する原因
これまで挫折する内容をお話ししてきましたが、それでは、全員が全員挫折してしまうのでしょうか?
また事前に対策を取ることができないのでしょうか?
私はこの点をを、しっかり対処することができれば比較的に挫折を味わわなくても乗り切ることができると考えています。
それは、起業家としての、失敗する原因を追求することによって対策できます。
では失敗する起業家の特徴と原因を考えてみましょう。
感情的になってしまう
感情的になってしまう経営者の方は必ずと言っていいほど、失敗します。
まず感情的になるという事はどんなことでしょうか?
例えば、従業員と会話していても、少しうまくいかないことがあったり、嫌なことがあったりすると、態度に出てしまったり、またストレートに物事を言わずに、抱えてしまったりして、結果的には全く意図が伝わらなかったりします。
また自分の好き嫌いの好みで、何か選択をしてしまうケースも失敗を招きます。
この点は、世界のトップ投資家のレイ・ダリオが言及しています。
レイ・ダリオが言うには事業を失敗させる最も大きい要因は、感情的になりその感情に流される事です。
感情をコントロールすることができれば、必ず成功することができる。
こう言っています。
実際に、感情的になったとしても、感情で物事を判断しても、うまくいくケースはまずありません。
自分のビジネスがどこにいて、何のためにその選択をするのかを、論理的に考えることが成功確率を上げることができます。
客観的に物事を見れない
客観的に物事見れない経営者は必ず挫折をします。
客観的に見れないとはどういうことでしょうか。
感情的とは少し変わるんですが、
例えば、自分の事業がうまくいっていたとして、これからもうまくいき続ける保証は全くありません。
ですが人は、今現時点でうまくいっていると、ずっとそのやり方でうまくいくのではないかと言う錯覚に陥ります。
例えば経営者がワンマンの起業によくあるのですが、経営者さんが、決めたことを曲げずに、他の人の話を聞かないばあい、企業の成長には限界があります。
何故かといいますと、最初のほうはうまくいっていたとしても、時代の流れは変わりますし、1人の経営者さんが考える以上の問題と課題がどんどん起きてきます。
客観的に物事が見れないと、今までうまくいってたシステムが破綻したり、法整備によって、売り上げが一気に下がるなど失敗する確率が増えていきます。
こちらに対しても、対策をとることができます。
よくあるのは、経営においても、セカンドオピニオンを持つと言うことです。
経営者さんが1人の会社は、役員を入れることによって、いくつもの目で経営を確かめることができます。
また1人の経営者が周りを見えなくなり突っ走ったとしても、他の経営陣が止めることができます。
形に人を入れるパタン以外にも、コンサルティングを雇って、サポートしてもらうというやり方もあります。
私のクライアントさんはそのパタンが多いのですが、やはり自分の価値観や、主観だけでは限界があるので、コンサルティングや、高知は生ことによって、これから起きる問題や、今起きている問題に対しての対処法を相談しながら決めると言うやり方をとっています。
たくさんの考えを用いてその時その時で、論理的に考えることによって、うまくいく確率は上がります。
大局的に物事がみれない
大局的に見れない経営者は、経営する時にすごく辛い思いをするのではないでしょうか。
私がよく皆さんに、経営において大事な事は何でしょうか?と聞かれると答えることがこれです。
物事を大局的に見ることです。
先程の客観的に見れないの時にお話ししましたが、今起こっていることがこれからも続くと言うふうに考えてしまうと挫折する確率が上がります。
例えば今現場で良い時に、実際にこのビジネスで何も問題なく5年間走り切ると言う事はまずないでしょう。
今考えている問題を全て対処したとしても、絶対にイレギュラーが起きます。イレギュラーが起きたときにそれを対処するだけの、資金と、アイデアを持っている必要があります。
その準備をしていないと、会社をつぶしてしまうこともあるでしょう。
もう一つは、今の会社の状態が悪い時です。
会社がずっといいことなんてありません。
私も会社をやっている上で、お金はそこそこ持ってるんだから、こんなにも経営が辛いのなら、会社を打ってしまって勉強でもしようかなと考えたこともありました。
それだけ経営においての問題解決が難しいと言うことです。
資金の部分で問題を抱えたときは、お金のやりくりが全くできずに、本当に辛い思いをしてしまいます。
この時良い時と同じように持てる考え方は、こんな悪い状態でもいつかはうまくいくと言うことです。
辛い思いをしてしまうと、人の脳みそは、ずっとこの状態が続くんじゃないか、一生この思いをしなくてはならないんじゃないかと感じます。
でもこれは明らかに間違いです。
絶対に夜明けは来るからです。
私がほんとにつらいときに、尊敬する経営者さんから言われた言葉がこれです。
ケイスケ、どんな悪いことをやった人間にも、1週間後は必ずやってくる。こない1週間後はないんだよ。
この言葉にすごく救われました。
その時私はたくさんのクレームを抱えていて、様々な問題を扱わなくてはなりませんでした。寝る時間もありませんでしたし、最悪会社が潰れるんじゃないかとヒヤヒヤしていました。
それでも1週間後この問題を全て解決しきったとしたら、また家のふかふかなベットで寝ることができるとしたら、と考えると、意外と自分の人生において、これが一生続くなんて考えるのは馬鹿らしいなと思うことができました。
そこからは気合を入れ直して実際の問題を5日間で解決することができ、1週間後にはそれまで以上に良い仕組みを作り会社の拡大をすることができました。
このように実際に起きるであろう失敗や、挫折の原因を知ることによって、ある程度準備をすることができます。
挫折する準備をしていれば、人はうまくやれるものです。
実際に問題が起きたとしても、周りの計算も同じような問題でつまずいています。
ちょっと調子が良い人にアドバイスでも聞いてもらえればいいんじゃないでしょうか。
人生は長い旅です。
気合を入れて走りましょう。